仙南地方の歯科は大正5年に仙南3郡(柴田、伊具、刈田)が宮城県歯科医師会の白石支部として初めて組織として設立されました。
人口増加や経済成長とともにしだいに白石と角田と柴田の3つに分かれて歯科医師会を組織することとなりました。(昭和29年)
その後、白石歯科医師会、角田歯科医師会、柴田郡歯科医師会は仙南の3つの歯科医師会として60年以上の長きにわたり地域の歯科保健医療にたずさわってきました。
歯科治療はもちろん3歳児検診や学校検診などの各種検診、虫歯予防デー歯の衛生大会や歯に関しての講演活動など歯に関する様々な啓発活動を行い続けてきました。
最近では訪問歯科治療、口腔ケア対策、フレイル対策、障がい者治療、休日当番や歯科口腔外科との病診連携、医科との周術期連携やがん治療連携なども行われるようになり大変に地域医療サービスが充実してきています。
ところが数年前から色々な歯科事業を行う我々歯科医師会自体が高齢化してきました。
行う歯科事業はたくさん増えて良い事なのだが、担当する歯科医師が次第に高齢化し、すべての事業を行うにはマンパワーとして難しくなってきてしまいました。
そこで我々仙南の3つの歯科医師会は合併して1つの組織となりマンパワーの減少を食い止める事を選びました。
令和元年に白石、角田、柴田の3つの歯科医師会は合併し「仙南歯科医師会」が設立されました。
設立直後にコロナ禍となってしまい色々な活動が制限される中、少しずつ3つの旧歯科医師会の内容をすり合わせをし現在に至ります。白石市に事務所を構えることができ事務員も雇用し次第に体制の整備は進んできています。
現在はホームページ立ち上げや仙南歯科医師会の法人化に向けて鋭意検討を続け、合併した全会員で地域に貢献できるように研鑽を続ける日々です。